2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

図書室にて

ミルテが高校のとき撮った タイトルは「ともだち」 上の子と下の子は別人

人の音せぬあかつきに 

ちから尽きました こちらのかたも どこかで ワタシタチ まだいける

火のような朝焼け 冬は赤に出会う

知恵ぶくろ

いろいろ 悩ましいことは あるけれど イチョウの葉を 身につけると いいようです

寝るときはストーブの空気口を閉めるせいか中の薪が炭化し扉をあけた瞬間無数の火の粉が光りのすじを描き勢いあまっていっせいに外へ飛びだす 手に顔に熱い攻撃おっ!と身を引くもののきらきらパチパチはぜる火はまるで夜中の花火

夕方

へとへとになるほど大量のポテトサラダをつくり終えやっとこさぁと腰をおろしこのメンツでグールドを聴きましょうか ゆき野原にさんざめく音の粒。

雪の朝

色がないようにみえるが これは特別な色なのだ

荒川

エミちゃんがおくってくれた写真1960年代 ここらへんで遊んでいた 高い建物ができても川と土手は変わらない

柿の箱は競争がはげしい いちばん温かい場所 おまけに すぐ下のテーブルで エサの配分がおこなわれるから よく見張れる

桜の大木に からまるツタや葉日の移り 風の迷い 地の鼓動色とりどりの 流転

収穫の終わった大根畑 畑はもとの大地にもどり ホッと冬やすみ

身にまとう窮屈ななものがいっさいイヤなのに長く重いピアスを右耳に 四六時中つけているたぶんこれから先も それははずさない 指輪もにがてなのに ラピスラズリの青にひかれて 左中指につけっぱなしこれもこのまま変えるきがない横着なわたしの 皮膚の一部…

どんどん偏屈になって 好きなものしか聴かない グールドのピアノしか聴かない 音色がちがうのだ

杞憂

窓がくもりはじめると部屋のあちこちに布をぶら下げたり野菜を新聞紙でくるんだりと冬支度にいそがしい季節の変わり目にあたふたするのはイヤじゃないが なかなか進まない新しい方の家を見た大家さんが今年もまた寒い家でごめんね ほんとにごめんねと何故か…

りっちゃんがメタクシュのページに歌ってくれました りんご ハリキル🎵

昨今

年賀状は型にはまった行事のようで長いこと好きではなかったが明けましてをメールで済ましスマシている今どきが気にくわなくてこの頃は懇切丁寧なきもちをこめエンピツなり筆をとるようになった 母が亡くなった年喪中のあいさつを出さずなにも知らずに年賀状…

遊びにきてね

古い建物や 古くなっていく看板は いとおしい

さみしくないね

リンゴのお墓 キノコも生えてる

戯れに

月蓮 まぬけ顔 雨月 しびれる……

家の外?

家の中です

陰影を味方に 泳ぐように呼吸して 居るか居ないか まぼろしのひととき そんな舞台をのぞんでいる

同級生のエミちゃんと猫について話した ただ一匹の忘れることのない猫について

これは地上に残した水晶 これもあれも五つほど水晶をくれた人がいたがいまやその人は消えた 偏光の季節が終わったのだ

土地

この子を埋めて 守ってもらうことにしました 家が建つのは来年です

マチスの窓

ひかりがなでてゆく

雨月

きょうは満里さんがたずねてきました いっきょに人生を語り しずかに日が暮れました

日々悶々

ひさしぶりに工房をそうじすると さあ これから どうするどうしたい と ざわめくものがいる

見てきたこと

テディベアの古い子には生きぬいてきたぬくもりがある ヒトもそうだといいな

集う おしゃべり