f:id:geturen:20200229081700j:plain

 

 

 

 

 

 

秋に片づけない倒木は冬に埋もれ

今また姿をあらわした

息絶えてるのだが

しがみつく生物のまるでゆりかご

 

毎朝小さな墓参りに

これをまたぐ私はいずれ

消滅

木はそれから何年もこのまま

やがてゆっくりゆっくり解けて土にもどる

みんなのたくさんの栄養

滋味の浸食

 

小さなお墓大きな記憶も

解け分けあい

ある日あたりまえのような

再生の春

 

きっと たぶん

どこかにいるわたしも 

それを見てる