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廃屋なみの木の具合に
写真を撮って改めてびっくり
この部屋の畳はもっと凄い
このところ夢中でシリーズを観ている英国ドラマには
古いものがいっぱい出てくる
おそらく立派な邸宅も埃がつもって夜な夜な幽霊が出そうだが
その風格は雨風に侵食されても
決してみすぼらしくはない
ため息うっとりのアンティークなのだ
ところが
日本の家屋は時がたてば
ボロボロになる
そのボロボロに
いつまでも住んでいる致し方ない事情はさておき
わたしはおそらくこのボロ屋にぞっこんだ
ここを離れることを想像するだけで
胸がいたくなる
惚れた相手がヒトではないので
へんなこじれがおきず
地元の人からみれば
私はただの変人ですんでいる