2020-01-11 ■ なにをどうまくしたてたか忘れたが 高校生のわたしは せきをきったように 喋っていた むかいに坐った友は 和かな顔でときどきうなずいてる こちらはますます熱をおび 身をのりだし 語り 終息した むこうが やっと 口をひらいた そんなに寂しいのなら 自分の身の丈が隠れるだけの場所をもちなさい すべてさらけ出さないように